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2021.09.13

津田 直 「やがて、鹿は人となる/やがて、人は鹿となる」

この夏2年ぶりに再会した津田直さん。新たな作品として手渡してくださった本は美しく光をうけたすすきの写真が表紙となっていました。
今シーズンのコレクションは、ゆらり ふわりと舞う穂をイメージ。
何かの巡り合わせを感じ、この秋展にてみなさまにご紹介する機会をいただきました。

言葉のかさなり、移りゆく場面を想い描くように折を施されたこの冊子は手紙のように人から人へ、想いを包んだ作品となっています。

写真家 津田直さんは宮城県石巻が舞台のアート・音楽・食の総合芸術祭「Reborn-Art Festival 2019」への参加をきっかけに、牡鹿半島を拠点とした旅を通じて鹿踊りと出会い、宮沢賢治の言葉を巡りました。
鹿角を頭に付けて舞う鹿子たちの姿や、鹿一頭一頭の命と向き合う猟師との出会いの中でときに神として崇められ、ときに狩猟の対象とされる「鹿」の存在をさまざまな視点から捉え、綴られた作品。
自然と人間のあいだ、山と海の境界を生きる鹿を見つめ、やがてその眼差しはすすきの原や海へと向けられていきます。

9月17日(金)秋展よりevam eva 店舗にてお取り扱いいたします。


[写真家] 津田直
世界を旅し、ファインダーを通して古代より綿々と続く、人と自然との関わりを翻訳し続けている。2001年よりランドスケープの写真作品を発表。2010年、芸術選奨新人賞美術部門受賞。近年は、現代美術のフィールドを越えて他分野との共同制作や雑誌連載、講演会なども行う。主な作品集に『SMOKE LINE』(赤々舎)、『Elnias Forest』(handpicked)がある。https://tsudanao.com/

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